■錫製品 一口メモ■

錫は鎌倉時代から錫器が作られるようになり、主に上流階級の人々に使用される貴重な物でした。
現在の宮中においても両陛下を中心に侍従や女官、侍医などの側近にも使用されています。

特徴 ・ 錆びないのでお手入れが簡単です。    
   ・ 本錫むくを使用しています

    (当ショップであつかっている錫は全て本錫むくです。)
     メッキを施していないので柔らかい光沢が楽しめます。     
   ・  むくなので磨き直しができます。

  



    本錫  錫95~97%
    正錫  90%
    上錫  80%


硬度がやわらかくあたった時に物を傷つけない。
金属特有の臭いも無く、 金属アレルギーもおこりにくい金属です。


分子が粗く不純物を吸収する性質があるので、昔からお酒がおいしくなるとして酒器に使われてきました。
水を浄化するとして昔は井戸を掘った時に錫版が放りこまれていました。 水が腐りにくくなるので花器としても花を長持ちさせます。

逆に柔らかいので、傷がついたり、強くあたると変形する可能性もあり、他の金属より低い温度で溶け出す特徴もあります。
デリケートな金属なので取り扱いは昔から陶磁器なみです。

重厚感のある商品を錫を知り尽くした歴史をもつ経済産業大臣指定の「大阪難波錫器工芸」と同じ地金工場を使用しています。